こんにちは。
「心を育て、心をつなぐ」がモットーの心先生です。
今回は、働き方改革を本格的にしたいと思った気持ちの部分を書かせて頂きました。
ぜひ、あなたの働き方改革を教えてください。よろしくお願いします。
教師という仕事を選んだ日本全国の先生が、ワクワクし続けることができる仕事にするために、アンケートにお答えください!
ご協力お願います!あたし達の力で働き方改革を起こしましょう。
「一人ひとりの力は微力だが、無力ではない」
という言葉を信じています。
ワクワクの教師生活!だったはずが・・・
「心先生、動きます!」
そう決意したのは、教師という仕事について10年が過ぎた頃です。
この10年間、「生徒の心を育てたい」という一心で、自己研鑽に励んできました。
どうすればもっと生徒が育つのか・・・
この答えを探すために、先輩の実践から盗めることはどんどん盗みました。同僚とも何度も教育について熱い議論をかわしてきました。
大きな本棚(2m×1.5m程度)2つ分以上もの本を読んできました。
毎日の通勤時には、教育に関するYouTubeを聴いて勉強しました。
飲み会に行っても、教育の話。(私はお酒はあまり飲めませんが・・・)
家に帰っても教育。
頭の中では、
「生徒をいかに育てるか。」
「より良い学校を作るためにはどうしたらいいのか。」
ばかりを考えていました。教育とは私にとって、常に頭の片隅にあるものでした。
教育の事を考えているとワクワクしていました。生徒が育つ姿をみると心から喜んでいました。
夢中で駆け抜けてきた10年は本当に意義のある10年間でした。
しかし、
本当にこのままでいいのか?
と思うようになった瞬間がありました。
教師を始めた頃は、しなければいけないこともありましたが、それよりも自分がしたいことに挑戦し続けてきました。
私にとって、夢中で挑戦できることがあるとワクワクします。
しかし、10年がたった頃、ワクワクしていない自分に気がつきました。
教師を始めた事は、学年や学校のことよりも、自分の仕事に時間をかけさせてもらっていました。
でも、いつの間にか「やりたい事」よりも「しなければいけない事」に時間をとられるようになっていきました。
特に、生徒会の主担をさせてもらっている中では「コロナウイルス」の影響を大きく受けました。
「もし感染が落ち着いらこうしよう。」
「感染がいつまでに感染が落ち着いていなかったらこう。」
「もし、こうなら?」
刻一刻と世の中の状況が変わっていく中、想定される全てのパターンをシュミレーションし、ひとつひとつのケースにあわして要項を作っていきました。
しかし、何度計画しても状況が変わればまたやり直し。
一向に終わりが見えない仕事・・・
教師の仕事について初めて
「しんどくなってきた・・・」
と初めて弱音を漏らしました。
そんな時、私が尊敬している同世代の先生が精神的にしんどくなっていることが発覚しました。
その先生は、スーパーマンのような先生です。いつも誰からも頼りにされている先生です。
その時に、
「このままなら自分もいつか倒れるかも・・・」
そう思った頃には、すでに月の残業時間が100時間を超える毎日となっていました。
このままではいけない。
そんな感情が、私の中で生まれました。
挑戦には余裕が必要
そんなある時、私は「人生」について深く考えることとなりました。
「自分はどんな人生を歩みたいか」
そう考えた時に、私は「悔いのワクワクした人生をすごしたい。」と感じました。
私にとってのワクワクとは、夢中に慣れることに挑戦することです。
私の人生が終わる時には、
「自分がやりたいと思えたことに挑戦した人生だったと思いたい」
という一つの結論がでました。
「挑戦するには何が大切なのだろうか・・・」
やりたいことがあるにもかかわらず挑戦できない時はどんな時なのだろうかと考えた時、私なりの答えが出ました。
それがこの3つです。
- 心の余裕があること
- 時間の余裕があること
- お金の余裕があること
2021年8月現在では、私の月の残業時間は100時間を超えています。
この状態では、「心の余裕」と「時間の余裕」を確保することができません。
そこで、大切なのは
働き方改革
だということに気がつきました。
私は、教師の仕事が大好きです。
10年経った今も、生徒が成長する姿をみると嬉しくてたまりません。
教育の話も好きでたまりません。
そんな、大好きな仕事が、大好きであり続けれるために。
心の余裕と時間の余裕を確保するために。
働き方改革について本格的に行動したい!
と思うようになりました。
大好きな教育をさらに学び、挑戦し続けることができる教師になるために。
(もちろんプライベートも大切にしたいと思っています)
だからこそ、
心先生、動きます!
テーマは、
「残業時間100時間の僕が定時退勤を目指す」
です。目標達成に向けて行動していきたいと思っています。
働き方改革に欠かせない「エッセンシャル思考」
ここまでは、私の素直な気持ちを書き綴ってきました。
では、実際に働き方改革を行うためには何が大切なのでしょうか。
それは、何が無駄なものかを見抜く力が必要です。
大切なことは、
「より少なく、しかし、より良く」
というエッセンシャル思考とう考え方です。
これまでの「当たり前」を疑うところから始める必要があります。
そこで、私が大切にしたい感情があります。
それは、
「めんどくさい・・・」
です。
私は極度のめんどくさがりなので、無駄なことが嫌いです。
そんな私が、「めんどくさい」と感じたことがあれば、それは働き方改革をできる可能性があることだということです。
だからこそ、「めんどくさいなー」「意味あるのかなー」という感情を大切にしていきたいと思っています。
働き方改革の3つのパターン
実際に働き方改革を行う時には、3つのパターンがあるのではないでしょうか。
- その仕事を無くす
- その仕事よりもよりコストパフォーマンスの良いものに変える
- その仕事の手間を減らす
大切なことは、①から検討していくということです。
その仕事を無くす
まずは、無駄なことはやめることです。
無駄な仕事に10時間かかっていたことがあったとします。その10時間を1時間に圧縮できたとしても結局は無駄な1時間は残ります。
だからこそ、まずは無駄な事を無くすことから検討を始めます。
私の勤務していた学校では、
文化祭の時期には、約一ヶ月間の期間をかけて、15時45分の放課後から18時まで制作物を作る取り組みがありました。
担任はその時間に教室につくので、教師同士の打ち合わせの時間もとれなかったり、生徒指導の案件が出た時にはもう回っていない状態でした。
しかし、その取り組み事態を廃止にすることができました。
これだけで、1ヶ月間の放課後の時間が一気にあきました。
その仕事よりもコストパフォーマンスの良いものに変える
教師の仕事をしていると、
「生徒のためだから・・・」
といって効果の低い取り組みを行うことがあります。
そんな時に考えなければいけないのは、
費用対効果
です。
費用対効果とは、文字どおり「 かけた費用に対しての効果 」を意味する言葉
私たちが最も意識しなければいけない費用は、
「時間」
です。
10時間で生徒の力を1伸ばす取り組みよりも、
5時間で生徒の力を1伸ばす取り組みを行わなければいけません。
さらにいうと、1時間で生徒を3伸ばす取り組みを模索していかなければなりません。
時間は有限です。
命に限りがあるように、勤務時間にも限りがあります。
根性で乗り越える月100時間労働は、1年は我慢できても、約40年間も続けたくありません。
だからこそ、時間と効果のバランスを見ていく必要があるのです。
例えば、私が勤務している学校では1年生の宿泊行事がなくなりました。
その代わり、宿泊学習の中で取り組んでいた、チームビルディングの要素に力をいれて学校で取り組むことになりました。
プロのファシリテーターを招いて、学校の中でチームビルドをしてもらっています。
これにより、宿泊学習でかかっていた、時間とお金がかからないようになり、宿泊学習と同じかそれ以上の効果を発揮することができるようになりました。
その仕事の手間を減らす
最後にできる取り組みが、その仕事にかかる手間を減らすいうことです。
めんどくさいと感じてもどうしてもしなければいけないことはあります。
そんな時は、できるだけそこにかかる時間を減らしていくことが大切です。
最近は、タブレットの普及などもあり以前よりも便利になったことがあります。
例えば、私の勤務している自治体ではグーグルのサービスを使っています。
クラスルームを使うことで、タブレットで資料を配布することができるようになりました。
これにより、印刷をする必要がなくなりました。
他にも、学級通信に生徒の感想を載せる時には手入力をしていたのが、グーグルフォームを使うことでそのまま貼り付けるだけでできるようになりました。
このように、同じ取り組みでも取り組みにかかる手間を減らすことで早く仕事が終わるようになります。
働き方改革 実践アンケートのお願い
とはいっても、月の残業が100時間を超えている私がすぐに定時退勤をできるわけがありません。
しかし、日本のどこかに私と同じような過酷な勤務をされている先生もいるのではないでしょか。
そこで、
全国の先生の力を合わせてこの問題を解決していきたい
と思ったのです。
あなたが自分でやっている働き方改革はありませんか?
どんな些細なことでもかまいません。
その小さな働き方改革がきっと全国の同じ悩みをもった先生の力になります。
大きな働き方改革をした先生も教えてください。
その前例が、他の学校にも大きな影響を与えることになります。
もちろん私がいいなと思った取り組みはどんどん発信させてもらいます。
例えば、【個人で可能な働き方改革】通知表所見を具体的かつ速く書く方法「自己申告制所見」です。
これだけでも、勤務先の先生には大きく喜んでもらえました。
このような、「私の働き方改革」をシェアしませんか?
もちろん答えてもらったアンケートの結果は、日本全国の先生が見れるようにシェアさせて頂きます。
我々が選んだ、この教師という仕事が何歳になってもワクワクする職業になることを目指して。
まとめ
今回は、私の気持ちを書かせていたがきました。
冒頭にも書きましたが、私1人ではできることはしれているかもしれません。
しかし、
「一人ひとりの力は微力であるが、無力ではない」
と信じて、私たちみんなで教師の働き方改革を起こしませんか?
あなたの考えが、日本のどこかで悩んでいる先生の力になるかもしれません。
本日も最後までお読み頂きありがとうがざいました。