はじめまして。
私は、中学校の体育の教師をしている心先生といいます。
この教師という仕事は本当に素晴らしい仕事です。
子供たちと毎日楽しく過ごしています。
そんな心先生はどんな人なのか。また、なぜ教師になりたいと思ったのかを説明します。
自己紹介となりますが、お付き合いいただけたらと思います。
よろしくお願いします。
心先生の学生時代はバスケットボール少年
始まったバスケットボール生活【中学校時代】
心先生は小学生の頃から中学校に入学したら、絶対に入ると決めていたクラブ活動がありました。
それは、「バスケットボール」です。
小学生の頃からよく友達と一緒にバスケットボールをして楽しんだものです。
中学生になってから、毎日のバスケットボールの練習が楽しくて懸命に練習に励みました。
そして臨んだ公式戦の日。
ボロ負け・・・
練習の成果もむなしく、なにもできずに終わってしまいました。
当時の学校では、専門的にバスケットボールを教えてくれる先生はいなかったので、当時大学生だった外部コーチに教えてもらったり、自分で図書館で本を借りて勉強したりしていましたが、試合に行くたびに、相手チームが繰り出すみたこともないプレーに驚かされる日々でした。
そして、モチベーション低いチームメイトも多く、「体操服忘れたからクラブ休むな」言って帰っていく人も・・・
バスケットは大好き!だけど、何も知らない。
そんな中学生でした。
夢中で心を磨いた青春【高校時代】
「もっと上手くなりたい」
この思いだけで、当時トップレベルだった強豪校に入学を決意しました。
周りのチームメイトは、中学校時代に選抜に選ばれていたような選手ばかり。
はじめて練習に参加した時、周りの選手たちのレベルの高さに衝撃を受けました。
そして、ワクワクしました。
そこには、バスケットをこよなく愛している仲間が多くいたからです。
そこから、努力の日々が始まりました。毎朝の6時30分から自主練習に励みました。バスケットが楽しくてしかたありませんでした。
そして、ある日、顧問の先生に私の人生を変える言葉をもらいました。
「バスケットボールを通して、心を育てろ」
その言葉を胸に、3年間懸命に打ち込んだ結果、私の心に変化がありました。
中学校時代の私は、自主練習を20分しただけで、「今日はいっぱい練習した」と思っていました。しかし、高校生になって、自主練習を2時間しても「もっと練習したい」と感じていました。これほどまでに私の心が育ったのだと実感しました。
教師を志して
高校3年の秋、夢中になった高校バスケットを引退し、進路を決める時がやってきました。自分の人生の方向性を決める大切な決断が迫られた時、私の心に浮かんだ言葉がありました。
「バスケットボールを通して、心を育てろ」
私も教師になって、バスケットボールの指導をしたい。そして、心を育てる喜びを感じさせたい。
そんな、思いで教師を志すことに決めました。
そこから、教員免許を取るためにはどうすればよいかを調べて、無事大学に合格し、4年間の勉強の末についに教師としての人生のスタートを切ることができました。
教師デビュー
教師になって一番初めに感じた喜びは、
「出来なかったことが出来るようになった時に見せる子供の笑顔」を見ることでした。
ついに、教師としてのデビューの日が来ました。
憧れた「先生」になれたのです。そこからは、一生懸命働くなかで、すぐにあることに気が付きました。
「子供たちの心を育てることができる場面はバスケットボールだけではない。」
学校生活の中には子供たちが成長できる場面は多くあるということです。
体育の授業はもちろん、特別活動・総合・道徳・学校行事・休み時間など、どんな場面でも子供たちは成長できることを知りました。
そして、教師をしていて最も嬉しいことを知りました。
それは、
「出来ないことが出来るようになった時に見せる、子供たちの笑顔」
です。
子供達には運動の得意・不得意があります。
でも、得意な子供が難易度の高いことが出来るようになっても、運動の苦手な子供が難易度の低いことが出来るようになっても、「出来なかったことが出来るようになる笑顔」には何の違いもありませんでした。
子供たちにとって、「自分の成長を実感すること」は本当に素晴らしいものなんだと感じました。
そんな当たり前のことに気が付いてからは、来る日も来る日も勉強でした。
尊敬できる先生の授業を見学させてもらったり、自分で本を読んだり、新しい知識を得ては、実践してみる。
上手くいったり上手くいかなかったりを繰り返しながら、教師生活をおくってきました。
一人での可能性・チームでの可能性
そして、私は、「教師集団も一つのチームである」ということに気が付きました。
しかし、教師をしていて上手くいかないことがありました。
それは、一人では限界があることです。
中学校で体育の授業は週に3回あります。
私が子供たちと過ごす時間は、
50分×3回の150分しかないのです。
子供たちが学校で過ごす時間は、朝8時30分から17時までとしたら、
9時間30分×5日の2700分です。
この私が子供たちと過ごす150分をそれぞれの先生がバラバラの方向を向いて使うのと、2700分を教師集団で同じ方向を向いて子供たちのために使うのでは、絶対に後者の方が良いと感じました。
昔お世話になった先生にこんな言葉をかけてもらったことがあります。
「君が40人のクラスを育てるよりも、君のやり方や考えを共有してくれる先生が5人いた方が子供たちのためになるよ。5人の先生がいたら、200人の生徒が育つから。」
こうして、個人からチームとして教育を行う重要性に気がつきました。
「心ブログ」始めます
「子ども達を育てたい」という同じ志をもった先生方の力になりたい。
私が学んできたことや経験してきたことが、誰かの力になるのではないか。
そう思って、発信することを決めました。
教師という仕事は、本当に素晴らしい仕事です。
しかし、同時に大変な仕事でもあります。実際に現場で働く中で、嬉しいことだけでなく、時には嫌なことがあったり、辛い出来事が起きることもあります。
実際に、しんどくなってしまい、「教師をやめたい・・・」と思っている先生にも出会いました。
そんな先生の悩みは、「やりたいけど、どうすれば上手くいくかわからない・・・」でした。
私もその気持ちがわかります。
ある時、困っている先生にアドバイスをする機会がありました。
すると、「上手くいきました!」と言って喜んでもらえたことがあります。
その先生もうれしそうな笑顔をしていました。きっとその先にいる子ども達も笑顔だったと思います。
そこで、自分の経験や学びを少しでも発信し、熱い志を持っているが、どうすればいいかわからない先生やこれからの未来をつくっていく輝かしい子どもたちの為にできることはないか・・・と考えました。
そして、たどり着いたのが、このブログです。
私たち教育者だけでなく子供の成長に関わる全ての人が互いに手を取り合っていきたいと思っています。
タイトルは私が大切にしている言葉からとって、
と名付けました。
まだまだ未熟者の私ですが、日々学んだことを綴っていけたらと思います。
これからも、あなたと共に学び続けていくことを楽しみにしています。どうぞ、末永くお付き合いください。
心先生