チームの心を育てる

自治的なチームを育てるために大切なこと【中学校学級経営】

こんにちは。

「心を育て、心をつなぐ」がモットーの体育教師。

心先生です。よろしくお願いします。

こんにちは。

先輩教員から学級経営は大切だとは聞くのですが、具体的にどのようなことに取り組んで良いのかがわかりません。

生徒たちのチームワークを高めていきたいのですが、どのようなことを大切にすればいいのでしょうか。

学級経営に答えはありません。

そして、目の前の生徒達に合わせて変化していくものでもあると思います。

しかし、今回は「生徒が自治的に運営するクラスづくり」を目指している私がチームとしてクラスを育てていく中で大切にしていることをお伝えします。

ぜひ、最後まで読んで見て、実践してみてください。

この記事を読んで欲しい人

どうやって学級を経営して良いかわからない人

生徒同士の横の繋がりをさらに深めたい人

チームワークを高めるための学級経営で大切にしたいことを知りたい人

生徒同士の自治力を高めたい人

いいチームとは

まずは、私が目指しているいいチームが何かをお伝えします。

  1. 「教師が問題を解決するチーム」ではなく、「苦戦しながらも自分たちが問題を解決できるチーム」
  2. 個人で取り組むよりも、より高いパフォーマンスを発揮できるチーム
  3. 成長し続けるチーム

「教師が問題を解決するチーム」ではなく、「苦戦しながらも自分たちが問題を解決できるチーム」

まず最も大切にしていることがこれです。

私は4月にクラスが始まってすぐにこのような話を生徒に伝えます。

あなたたちは、必ず卒業します。小学校を卒業し、新たな中学校生活が始まったように、卒業とは、新たな始まりでおめでたいことです。

しかし、卒業するということは、この中学校と、この中学校の仲間と、そして、この中学校の教師との別れが訪れます。

私たち教師が、あなた達と毎日のように一緒に過ごすことができるのは、あなた達が学校にいている間だけです。しかし、あなた達の人生はまだまだ続きます。今、「人生100年時代」といわれるようになってきました。もし仮に、100歳まで生きるとすると、中学校を15歳で卒業した後に、100歳まで残り85年もあります。私たちにとって、今この瞬間を大切に生きることはとても大切なことですが、人生という長い目で見たら、中学校生活とはほんの少しの時間なのです。

 人生の中で、私たち教師があなたとかかわることができる時間が短く、卒業すればそばにいることができないからこそ、あなたには、「自立」して欲しいのです。そして、クラスを「自治」する力を身につけて欲しいのです。

「問題を教師が解決するクラス」

ではなく、

「苦戦しながらも自分たちが問題を解決できるクラス」

になって欲しいのです。

中学校を卒業した後も、新たに出会う仲間と共に手を取り、未来を切り開くことができるようになってください。

「自治的な集団を目指してほしい」という話はクラス開きで行います。

その時の学級通信がこちらです。

学級通信 心No.2 何のために学校に来るのか・自治的集団を目指して

もちろん簡単にできることではありませんので、日々、試行錯誤を繰り返している毎日です。しかし、私の信念の一つでもある大切にしていることです。

個人で取り組むよりも、より高いパフォーマンスを発揮できるチーム

まずは、良いチームは個人で取り組むよりも、高いパフォーマンスを発揮できる必要があります。

例えば今のあなたの力が10だとします。

チームで取り組むときに、7の力しか発揮できないチームはいいチームとは言えません。

10の力が11や12になってこそ、いいチームと呼べるのではないでしょうか。だからこそ、

個人(10)+個人(10)=チーム(24)

となることが理想なのではないでしょうか。

成長し続けるチーム

そして、もう一つ大切なことは、成長し続けることです。

チームで活動することで、10の力を11や12に上げることができても、13や14の力を発揮することは難しいものです。

そこで大切になるのは、あなたの力を10から12へとレベルアップすることです。すると12の力を持った人がチームで活動すると13や14の力を発揮できるようになります。

だからこそ、個人が成長し続けて欲しいのです。

そして、もう一つ成長し続けなければいけない理由があります。

それは、「変わり続ける世の中に対応し続けるため」です。昔お世話になった先生が信念にしていた言葉があります。

「現状維持は、衰退である」

これからの世の中は、これまで以上に大きな変化が起きます。

周りが変わっているのに、自分だけが変わらなければ取り残されていくことは当然です。

だからこそ、中学校の三年間やその後の人生でも成長し続けて欲しいと考えています。

「いいチームとはどのようなチームなのか」ということも生徒に話をします。

その時の学級通信がこちらです。

学級通信 心No.15  Good Teamとは

チームになるために共有すべき3つのこと

クラスとはただ偶然集まったものです。生徒にとっては誰一人自分で選んでクラスに入ってきた人はいません。

ただ単に集まっただけの「群れ」から「チーム」へと成長させる必要があります。

私はチームへと成長させるためには3つのことを共有する必要があると思っています。

「チーム」になるために共有したい3つのこと

私はチームができたばかりの時に、生徒に次の3つのことが大切であることを語りかけます。

1.目標 

私たちがチームになるために、同じ方向を向く必要があります。「よーいドン」と勢いよく飛び出しても、一人一人が好きな方向へと進んでいくとチームとして行動できるわけがありません。同じ方向へ進むためには、チームとしてどこを目指すのかを共有しなければいけません。「私たちはどこへ向かうのか・・・」これが学級目標になります。チームが同じ方向を向くように一年後の目的地を決めることが大切です。

クラスとして同じゴールを目指すには学級目標を作る必要があります。

学級目標の作り方はこちらです。

【目的・目標・手段は違う】中学生でもできる失敗しない学級目標の作り方

2.道のり(方法)

目的地が決まったからといって、一斉にスタートを切ってもそれぞれのルートで進んでは結局バラバラなままです。だからこそ、どこを目指すかが決まったら、次は「どうやって行くか」を共有する必要があります。どのルートで、どれぐらいのペースで進んでいくかを共有することが大切です。

3.仲間

目的地を決め、道のりを決めるときにもう一つ共有しておかなければいけないのは、「仲間」です。その仲間はどんな人なのか。何が得意で何が苦手か。どんな性格で、何に喜びを感じ、何に怒りを感じるのか。道のりを決める時に、全員が泳ぐことが得意なら最短ルートで川を泳げばいいかもしれません。しかし、仲間の中に泳ぐことが苦手人がいるのなら、遠回りになっても橋を探して渡る必要があるのでしょうか。だからこそ、チームメイトのことを知る必要があります。

はやく行きたければ1人でいけ。

遠くに行きたければみんなでいけ。

いいチームをつくるためには、時間がかかるかもしれません。しかし、時間をかけてでもこの3つを共有しなければいいチームをつくることはできないのです。

仲間のことを共有するためには、自己紹介から始めることが大切です。

効率よく人間関係を作るための自己紹介についての記事はこちら

自己開示ができるオススメ自己紹介3選【中学校学級経営】

「群れ」から「チーム」へと成長するために共有したい3つのことを書いた学級通信はこちらです。

学級通信No.5 このクラスは「群れ」か「チーム」か・「チーム」になるための共有したい3つのこと

いいチームになるための5つの条件

いいチームになる5つの条件が揃ってるかどうかが大切になります。

  1. 目的・目標・手段が明確であり、全員が納得している
  2. 一人ひとりのモチベーションが高く、チームで取り組む意義を感じている
  3. 一人ひとりの能力が高い
  4. 本音を言い合える信頼関係が構築されている
  5. お互いを信頼したうえで、助け合える関係が出来ている

目標が明確であり、全員が納得している

チームで考え方や想いが共有されることで、チームとしての進むべき方向が統一されます。

特に、目的・目標・手段の3つに対して全員が納得している必要があります。

もし、目的・目標・手段のどれかに「なんでこんなことをしないといけないのか・・・」と思っているメンバーがいる状態ではいいチームワークを発揮できるわけがありません。

一人ひとりのモチベーションが高く、チームで取り組む意義を感じている

大切なのは、「あり方」です。「何をするか」と同じように、「どのようにするか」が重要です。一人ひとりがどれだけモチベーションを高く、どれだけ本気になるかということが大切です。

スポーツでも勉強でも、やれと言われて無理矢理やらされている人と自ら進んで「今日も練習が楽しみだな。上手くなるぞ!」「今日も勉強を頑張ろう!」と思っている人では成長の速度が違うことは想像できるのではないでしょうか。

一人ひとりの能力が高い

チームの力は掛け算です。一人ひとりが力を持っている人が協力するとより大きな力を発揮できます。2×2よりも3×3の方が大きくなるのです。だから、メンバー1人ひとりが成長して力をつけていく必要があります。

もちろん、チームの中で苦手なことをフォローし合うことはできますが、

それでも、最強の個人がチームとして力を発揮できるようになった時に最強のチームになります。

だからこそ、一人ひとりが成長することを忘れてはいけません。

本音を言い合える信頼関係が構築され、心理的安全性が確保されている

人と協力する時に、最もベースになるものは信頼関係があることです。

信頼関係ができているということがいいチームを作るためには欠かせません。

あなたも同じ言葉でも言われる人によって受け取り方が変わった経験はないでしょうか。

ただ一言、「がんばれ」と言われただけでも、自分が尊敬していたり、信頼している人からいわれると心に突き刺さったりするものです。

クラスメイト全員が、全員とそのような人間関係を作ることが理想ですが、中学生ともなると自分の考え方もでてきて、全員が全員と最高の信頼を結ぶことが難しくなるかもしれません。

しかし、それでも全員が「このクラスなら自分の話を聞いてくれる」「このクラスなら自分が失敗しても暖かく受け入れてくれる」と思える心理的安全性が確保された関係を作っておくことが大切です。

お互いを信頼したうえで、助け合える関係が出来ている

お互いの信頼関係ができ、心理的安全性が確保されたら、あとは実際に得意ところを活かしてチームに貢献したり、仲間の苦手なところをフォローしたりすることで、個人で取り組むよりも大きな成果を発揮できるようになります。

この状態にするためには、チームを引っ張っていく存在(リーダー)とチームをメイトをフォローする存在(フォロワー)が必要になります。

これらの条件をクリアすることで、いいチームへと成長していくことができます。

生徒同士が信頼関係を築くことも大切ですが、まずは教師と生徒の信頼関係を築きたい人はこちらを読んでください。

生徒との信頼関係を上手く築く教師の5つの特徴【中学校学級経営】

チームがいいチームへと変化していく流れ

では、実際にいいチームはどのような流れでできあがっていくのでしょうか。

私は、基本的には次の要素が螺旋状に成長していくと思っています。

  1. チーム意識を育てる
  2. 心理的安全性を確保する
  3. フォロワーシップを育てる
  4. リーダーシップを育てる

この流れを何度も繰り返していくたびに、少しずつチームは変化していきます。

チーム意識を育てる

まずは、チームの一員であるという気持ちを持たせることが必要になります。

「私」から「私たち」

に変えていく必要があります。

チームの一員であるという意識が欠けていると、

クラスのリーダーが、「体育祭で優勝するぞー!」と声をかけても

「俺には関係ないから勝手にしてくれよ」と思う生徒が出てきます。

これでは、上手くいくはずがありません。

まずは、私たちはチームであるという意識を持たせるために、訴えかけてください。

心理的安全性を確保する

チーム意識を持つことができたら、次は心理的安全性を確保します。

心理的安全性とは

「心理的安全性」とは、「psychological safety(サイコロジカル・セーフティ)」のことで、ハーバード大学で組織行動学を研究するエイミー・エドモンドソン教授が1999年に提唱した概念。

エドモンドソン教授によると、心理的安全性が高い状態とは「チームにおいて“他のメンバーが自分の発言を拒絶したり、罰をあたえたりしない”という確信を持っている状態。対人関係にリスクのある行動をとったとしても、メンバーが互いに安心感を共有できている状態」と定義されている。

つまり、心理的安全性とは「生徒が自分の意見を伝えたり、挑戦して失敗した時にも、クラスの誰からもバカにされたり、責められたりしない安心できる状態」ということです。

私自身も4月にクラスが始まった時にはこのような話をします。

学校は教育を受ける場所です。

つまり、

学校は成長する場である

ということを覚えておいてください。

あなた達は、毎日のように学校にきて、「授業」「休み時間」「学校行事」「委員会活動」「クラブ活動」と、様々な場面で、たくさんのことを学んできたはずです。朝起きて、学校で1日を過ごした自分と、1日を終え、寝るときの自分が少しでも変化していて欲しいのです。

では、成長するために必要なことは何でしょうか。

それは、 

挑戦すること

 です。

成長するということは、今の自分にできないことに取り組むということです。つまり成長とは、いつもできないことへの挑戦なのです。

そして、挑戦するために欠かせないことが、その場が

安全である

ということです。

想像してください。もし自分が、勇気を振り絞って授業で手をあげて発表して間違えてしまったときに、まわりから、「だっさー」「かっこわるー」「しったかぶりやん」などといった暴言と共に、笑い声が聞こえてきたとしたら・・・

次の機会に、もう一度挑戦できると思いますか。きっとできない人がほとんどではないでしょうか。心無い一言で、仲間の成長を妨げることになるのです。だから、自分が失敗しても受け入れられる「安全」や「安心感」が必要なのです。

その場が安全であるということは、何をするにしても大切なことになります。

安全なくして成長なし

と思ってください。

「心理的安全性」の詳しい解説や、心理的安全性を高めるために有効な方法の一つであるハートビーイングについて書かれた記事がこちらです。

具体的にどうすれば心理的安全性が高まるかを知りたい人はこちらをお読みください。

心理的安全性を高めるハートビーイング【中学校学級経営】

よい人間関係をつくることが心理的安全性を高めることにもつながります。

人間関係をうまく作るチームビィルディングの方法はこちら

人間関係の悩みを解決!中学校でできるチームビルディング【中学校学級経営】

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人間関係を作り自治的集団を育てるチームビルディング「フラフープ通しレース」のすすめ

フォロワーシップを育てる

心理的安全性が高まったら次に大切なのは、「フォロワーシップ」を育てることです。

フォロワーシップとは

チームの成果を最大化させるために生徒が、積極的かつ主体的にリーダー・他の生徒・教師などに働きかけ支援することです。

チームというものはリーダーの存在だけでは上手く機能しません。

チームがうまく機能するかどうかは、フォロワーの存在にかかっています。

しかし、教師になって間もない私は、リーダシップを育てることばかり考え、フォロワーシップを育てることなんて頭にありませんでした。

もし、あなたがリーダーとして体育祭を盛り上げようと思い、「体育祭優勝するぞー!」とクラスの前で発言した時に、次のどちらのケースの方がやりやすいでしょうか。中学生に戻ったつもりで考えてみてください。

  1. 「オー!」と賛同してくれるが、あとはリーダー任せで何もしない。
  2. 「オー!」と賛同し、その後、「リレーの作戦考えてきたよ!」「みんなで盛り上がるために円陣を作ろう!」「バトンパスが苦手は人は今度の昼休みにみんなで練習してみよう!」と主体的に周りの生徒に働きかけるフォロワーが多くいる。

そう考えると、フォロワーの重要性がわかるはずです。

リーダーの役割は、フォロワーシップを発揮させること

です。

だから、フォロワーシップがなければリーダーがどれだけ頑張ってもチームはうまく機能しないのです。

フォロワーシップ育てることは学級経営の中でも大切な要素の一つです。フォロワーシップで重要な要素は「積極性」と「主体性」です。この二つの要素から、フォロワーシップのタイプを5つにわけることができます。生徒のフォロワーシップを高める方法を詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

リーダーシップより大切なフォロワーシップの育て方【中学校学級経営】

リーダーシップを育てる

フォロワーシップを高めることができれば、リーダーシップを高めることが可能になります。

重要なことは、先にフォロワーシップを育てておくということです。

中学生にとって、同い年のクラスメイトの前に立ち、「こうしよう!」と先導していくことは、かなりの勇気がいることです。

少なくても、私は中学生の時に、人前で話したいとは思っていませんでした。

そんな中学生が勇気を持ってリーダーシップを発揮するためには、「自分の発言や行動に対して、フォローしてくれる人がいる」という安心感が必要になるのです。

チーム意識や心理的安全性が高まり、フォロワーシップを発揮できるようになってきたらいよいよ「リーダーシップ」を育てましょう。

リーダシップとは

リーダーシップとは、組織をけん引するリーダーとして資質や能力のことです。

リーダーシップを発揮させる最も大切なポイントは、

信じて任せること

です。

最もリーダーシップを育てるために足りていないのは、「経験」です。

そこで、私たち教師が答えを教えるのではなく、何かのプロジェクトのリーダーとして任命したらあとは任せるとこです。

注意点としては、

取り返しのつかない失敗をしそうな場合は、事前に止めること

「手を離しても、目は離すな」です。誰かが怪我をしたり、大きく傷つくことが予想される場合は事前に手を打ちましょう。

そうでない場合は、多少の失敗も経験になるとおもって、生徒自身の主体性や創造力に任せましょう。

そして、困っている時にコーチングをしたり、アドバイスをすれば良いのです。

教師が主導権を握って、生徒が働くのではなく

生徒が主導権を握って、教師がフォローする

という形が理想的です。

このリーダーになるという経験が「自治的なチームを作る」ためには絶対に欠かせないものになります。

あとは、この流れを繰り返していく中で、全てのステップのレベルを高めていけば良いのです。

リーダーシップを育てることは、すぐに出来ることではありません。生徒のリーダーシップが育つまで、長い目で見なければいけません。リーダーシップを育てる時に大切にして欲しい心構えを知りたい人はこちらの記事をご覧ください。

リーダーシップを育てるための教師の4つの心構え【中学校学級経営】

まとめ

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今回は、自治的なチームを育てるために大切なことを解説しました。

学級経営の方法には、決まった正解はありません。

そして、育てる生徒が違う限り、絶対にうまくいく方法もないのかもしれません。

しかし、学級経営の考え方の一つとして、生徒のために懸命に努力されている先生方のためにお役に立てればと思い書かせていただきました。

卒業しても、自分たちの力で成長できる生徒が一人でも増えれば幸いです。

最後まで、お読み頂きありがとうございました。

ABOUT ME
心先生
「心を育て、心を繋ぐ」がモットーの中学校教師、心先生といいます。 30代前半の体育教師です。専門種目はバスケットボールです。私自身、バスケットボールを通して、心が育った経験から、生徒たちの心を育てたいと考えるようになりました。 生徒を育てるために、日々奮闘している先生の何か役にお役にたてればと思い発信しています。